内臓脂肪を減らす

メタボリックシンドロームは成人病問題の用語として定着しましたが、定義までは認識されていないようです。具体的には内蔵脂肪型肥満または内蔵肥満・腹部肥満のことであり、さらに高血糖・高血圧・脂質異常のうち二つ以上を合併した状態を指します。高血糖や高血圧はそれ自体健康上のリスクになります。

しかしこれらが重なった場合相乗的に動脈硬化性の疾患が発生しやすくなるので、早期の問題解決が啓蒙されています。標準的な体型の指数にBMIというものがあります。これは体重を身長の二乗で割って数値を求め、「痩せている」「標準」「過体重」「肥満」のいずれに当てはまるかを確認します。

過体重以上であれば早めに手を打ちます。しかし肥満は体型の「かっこわるさ」という問題はあるにせよ、それがどう健康にかかわるかは目視して理解できる訳ではありません。そのため忙しいと肥満という事実に目をつぶって日々を送ることになりがちです。ところで精肉店で肉の塊を見たことはあるでしょうか。1kgの肉の塊というものがもしあれば、実際に見て確認することをお薦めします。1kgの肉の塊は想像以上に大きいものだと感じるはずです。

そこで連想を働かせて、もしそれが白い脂肪のかたまりで、その塊が過体重1kgにつきひとつ内臓脂肪として付着している、と考えるのです。これは気味の悪い恐ろしい連想です。しかし事実を受け止めて、対策を講じなければなりません。まずできることから始めます。食べ過ぎはいけないといわれても漠然としています。そこでカロリー計算をしてタンパク質・炭水化物・脂肪を適量食べます。1回あたりを少量にして食事回数を4〜6回にするのも一考です。

食物繊維を意識して多く摂るのが良いでしょう。肥満になるのは運動不足ですので、効率的に内蔵脂肪を落とす方法を検討します。毎朝食事前に30分ウォーキングをしてみます。このタイミングであれば血中・筋組織中の糖が少なくなっているので、ごく早い段階から脂肪をエネルギーにして燃やすことができます。これは効率的な有酸素運動です。また代謝を高める必要があるので、腹筋と腕立て伏せ程度の筋力トレーニングから始めて見ましょう。